BAMBOO BLADE B 2 (ガンガンコミックス) - 土塚 理弘, スタジオねこ

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プロフィール


土塚 理弘(とつか まさひろ)は、日本の男性漫画家、漫画原作者。長野県出身、後に千葉県に在住。「土塚理弘」は本名の読み「とつかまさひろ」に別の字を当てたペンネーム。血液型はB型『月刊少年ギャグ王』 1999年2月号 364p。

来歴

1998年、土塚が19歳のとき、「ねこパンチ」という16ページほどのギャグ漫画作品をエニックス(現スクウェア・エニックス)に持ち込む。エニックスに決めた理由は、場所が自宅と近かったからとのこと。そのときの担当に「この作品に登場する2人のキャラクターが面白いから、それを使って何か描いてきて」とのアドバイスをもらう。そのアドバイスをもとに土塚は「清村くんと杉小路くん」というタイトルのギャグ漫画作品を3話作成する土塚理弘「清村くんと杉小路くんろ」『月刊少年ガンガン』2010年1月号、スクウェアエニックス、2010年。。

その「清村くんと杉小路くん」が、第8回エニックス21世紀マンガ大賞(1999年1月発表)にて準大賞を受賞。『月刊少年ギャグ王』1999年2月号に同作品を掲載しデビューとなる。また、同時期に第51回赤塚賞(1999年年度下半期)にて「ほほえみのある城」で佳作を受賞しており、その数年後『月刊少年ジャンプ』・『週刊少年ジャンプ』やその増刊に読切を載せた事もある。

「清村くんと杉小路くん」の受賞後、すぐに連載の仕事が決定する。連載が始まるまで期間があると聞いた土塚は、約1年の間「清村くんと杉小路くん」と「グリーンライン」(未発表作)のネームを描き溜める。この期間に作成したネームは、「清村くんと杉小路くん」が50話、「グリーンライン」は約100ページとのこと。

『月刊少年ガンガン』2000年4月号にてギャグ漫画「1/Nのゆらぎ」を連載開始。4話掲載の後、同誌2000年9月号にて「清村くんと杉小路くんと」を連載開始。ストックしていた全50話を掲載した後、休みなく同誌2002年2月号より、ストーリー漫画「マテリアル・パズル」の連載を開始する。「マテリアル・パズル」はその後長期連載となり、2010年現在も『ガンガンONLINE』にてシリーズの第0章に当たる「マテリアル・パズル ゼロクロイツ」(作画:吉岡公威)を連載している。

2004年、『ヤングガンガン』創刊とともに女子剣道を題材とした「BAMBOO BLADE」(原作。作画:五十嵐あぐり)の連載を開始。「BAMBOO BLADE」は2007年にアニメ化され、単行本発行部数が200万部を超えるヒット作品となる「BAMBOO BLADE」 第8巻の帯より。さらに2009年から『月刊少年ガンガン』にて、外伝に当たる『BAMBOO BLADE B』(「土塚理弘&スタジオねこ」名義)の連載を開始した。

人物

影響を受けた漫画家は鳥山明、冨樫義博、あだち充、荒木飛呂彦、浦沢直樹『月刊少年ガンガン』掲載「漫画家への7つの質問」より。

「ねこ」を自画像とし、作品中にも背景に様々なデフォルメされた動物達が登場するが、動物自体はあまり好きではない(嫌いと言う訳で無く、苦手意識を持っている)事を告白している。特に犬は噛まれたり、長時間追いかけられる等といったトラウマを持っている 『清村くんと杉小路くんと』 第2巻収録のエッセイ「いぬとぼく」より 。単行本でネズミによる被害を列挙した事もある『清村くんと杉小路くんと』 第4巻 181p。

スギの花粉症持ちで、春先の雑誌の作者コメント欄ではよくその事について触れている。

漫画を描くペースが速いのも特徴。2003年頃は『月刊少年ガンガン』に「マテリアル・パズル」約60ページ、季刊誌『ガンガンパワード』に「清村くんと杉小路くんよ」約30ページを連載していたため、3ヶ月に一度は約90ページ作成する月があったにもかかわらず、デビューしてしばらくはアシスタントを使わずほぼ1人で作業していた。2004年頃からアシスタントをつけるようになったものの、『月刊少年ガンガン』での「マテリアル・パズル」(1号に2話分)、『ガンガンパワード』での「清村くんと杉小路くんよ」の連載に加え、月2回刊の『ヤングガンガン』でも「BAMBOO BLADE」の原作(ネーム)も担当した。その仕事量にもかかわらず、『月刊少年ガンガン』巻末の作者コラム「ヒトコメチャンネル」で「もっと仕事下さい」と述べたことがある。「ヒトコメチャンネル」では「二十歳過ぎてから休みが一日もありません」『月刊少年ガンガン』2008年11月号、スクウェアエニックス、2008年。と書いたこともある。

2010年現在も『月刊少年ガンガン』で「清村くんと杉小路くんろ」、「BAMBOO BLADE B」(原作と一部作画)、『ヤングガンガン』で「BAMBOO BLADE」(原作)、『ガンガンONLINE』で「マテリアル・パズル ゼロクロイツ」(原作)と計4つの作品を同時に連載している。特に「清村くんと杉小路くんろ」「マテリアル・パズル ゼロクロイツ」の連載に加え「BAMBOO BLADE B」の連載が始まった『月刊少年ガンガン』2009年2月号では、自身の関与作品が合計100ページを越え、1000ページ前後ある同誌全体の10分の1以上を占めていた。

作風

  • 得意なジャンルは、「清村くんと杉小路くんと」や「BAMBOO BLADE」のような「学園コメディ」と語る『BAMBOO BLADE ファンブック 7.5』 205p。
  • ギャグ漫画では、極端に長い引きを「大好きなパターン」としている。また、ページを捲ったところに唐突に1ページ分などの大ゴマを持ってくる展開、もしくはオチも多用している。
  • 連載作品では、非常に長い期間に渡る伏線を多数張る(「マテリアル・パズル」のジャンクーア、「BAMBOO BLADE」の投函された封書や沢宮エリナ等)。
  • 自分で作画を行う場合、ギャグ作品以外は基本的にネームを作らず、直接原稿用紙に描くという形を取っている。ネームを描くときも最初から完成形を目指し、修正のきかないペンで描くことが多い『BAMBOO BLADE』 第11巻 132p。
  • ネタ帳といったものは一切作らず、アイデアは頭の中で泳がせている『BAMBOO BLADE』 第1巻 222p。
  • 自分自身の画力を「しょぼい」と認識していたため、まず漫画賞をとってプロデビューするために、画力にあまり左右されないギャグマンガから描き始めたと語っている。
  • 「マテリアル・パズル」以降の作品では女性キャラの数が増えたものの、良く言えば硬派を貫き、悪く言えば色気が無い。この事は「BAMBOO BLADE」の作画を担当する五十嵐あぐりにもネタにされた。「BAMBOO BLADE」がアニメ化された際にも、担当編集者から「原作でも合宿やって海や山に行こう」と女性キャラに水着を着せる提案が出されたが、本人は「やる意味が見出せない」とキッパリ断っている。
  • 一部(「1/Nのゆらぎ」と一部の「マテリアル・パズル【外伝】」)を除く連載作品のサブタイトルを、全て「○○○と×××」という形に統一している。
  • 各作品の何処かに「ねこ」を登場させており、自身が作画を手がけていない「BAMBOO BLADE」連載前は出す予定がなかったが、傍観者が欲しいという理由で第2話から登場させている。や「マテリアル・パズル ゼロクロイツ」にも登場している。また、「ねこ」の他にも独特のデフォルメがされた動物達が多く登場している。『1/Nのゆらぎ』単行本のおまけによると一部の動物達にはそれぞれ名前がつけられている。
  • 自作品同士のクロスオーバーを多数行っており、ほとんどの作品で別の作品のキャラクターやキーワードが登場する。
  • 読者に先を読ませないような展開を得意とするが、自身が原作のみを担当している場合、作画サイドに前もって連絡せずにそれを行うことも多い。「BAMBOO BLADE」の五十嵐あぐりが知らずに描いた後に送られてきたネームを見て大慌てしたり『BAMBOO BLADE』 第2巻あとがき、「マテリアル・パズル ゼロクロイツ」の吉岡公威が事前に担当編集者から通知されていたページ数を大幅に超過するネームを送られて編集部に問い合せる『マテリアル・パズル ゼロクロイツ』 第1巻あとがきといったエピソードがある。

外部からの評価

  • 漫画家・柴田亜美は、「マテリアル・パズル」単行本での推薦文にて「絵を描くのが上手い人は沢山いるが、漫画を描くのが上手い人は沢山はいない」と述べた上で、土塚を後者に当たる人物と評している。
  • 「BAMBOO BLADE」の宣伝文では「鬼才」と称される。
  • 「BAMBOO BLADE」作画担当の五十嵐あぐりは、土塚の作品の好きな点として、大抵の漫画家がやると「手抜き」ととられるかもしれない内容でも、土塚がやると「味」になる不思議さを「良い意味でワケわかんないところ」として挙げている『BAMBOO BLADE ファンブック 7.5』 209p。
  • 「マテリアル・パズル ゼロクロイツ」作画担当の吉岡公威は土塚について、「脳が五、六個あるに違いありません」と語っている『マテリアル・パズル ゼロクロイツ』第4巻あとがき。

作品

連載漫画

  • 1/Nのゆらぎ(月刊少年ガンガン、ガンガンパワード、ガンガンYG)
  • 清村くんと杉小路くんと(月刊少年ガンガン)
  • 清村くんと杉小路くんよ(ガンガンパワード)
  • 清村くんと杉小路くんろ(月刊少年ガンガン)
  • マテリアル・パズル(月刊少年ガンガン)
  • マテリアル・パズル 〜彩光少年〜(月刊少年ガンガン)
  • マテリアル・パズル ゼロクロイツ(月刊少年ガンガン→ガンガンONLINE、作画:吉岡公威)
  • BAMBOO BLADE(ヤングガンガン、作画:五十嵐あぐり)
  • BAMBOO BLADE B(月刊少年ガンガン、“土塚理弘 & スタジオねこ”名義)

読み切り漫画

  • 清村くんと杉小路くん(月刊少年ギャグ王) - 第8回エニックス21世紀マンガ大賞準大賞、『1/Nのゆらぎ』単行本収録。
  • ほほえみのある城(月刊少年ジャンプ) - 第51回赤塚賞佳作。
  • もうすぐ文化祭(週刊少年ジャンプ)
  • 仙人を呼ぼう(週刊少年ジャンプ)
  • 二階堂くんの法則(少年ジャンプ GAG Special 2002)
  • コン太とサトキチ(月刊少年ガンガン) - 『清村くんと杉小路くんよ』単行本1巻収録。
  • World S(月刊少年ガンガン) - 『清村君と杉小路くんろ』単行本1巻収録。
  • 『月刊少年ガンガン』2006年9月号誌上企画「特上!GGグランプリ」に掲載。
  • チャンピオン(月刊少年ガンガン) - 『清村君と杉小路くんろ』単行本1巻収録。
  • 『月刊少年ガンガン』2007年10月号誌上企画「特上!GGグランプリ」に掲載。
  • 男の顔
  • 『増刊ヤングガンガン』Vol.9に掲載。

脚本

  • バンブーブレード - ドラマCD 白盤

脚注


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BAMBOO BLADE B 2 (ガンガンコミックス)

  • オススメ度:
  • 作者: 土塚 理弘, スタジオねこ
  • 出版社: スクウェア・エニックス
  • 定価: ¥ 540
  • 発売日: 2009-11-25
  • 内容: コミック

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レビュー

1/1ページ
ジャンクーアですよね?
バンブー本編より剣道メイン色が濃いと言われる、この『B』。
剣道シーン、剣道部員も最初からたくさん出てきて、
真面目に強くなろうとしたり、
どっかで見たようなキャラ『清杉』?!がテキトーに遊んでたり。

(一度に大勢のキャラを登場させるのは土塚先生の得意技です。
今はわからなくても、あとで必ず一人ひとりの特徴を描写して、
絶対に間違えたりしないようにしてくれます。
『マテリアル・パズル』で証明済み。)

この作品、いちいち本編と比較される宿命があると思いますが、
『BANBOO BLADE』を全く知らなくても問題なく、しかも面白く読めます。
タマちゃんとか期待しながら読むのは、勿体無いですよ。

(むしろ、バンブーブレードのアニメ化で初めて土塚理弘作品を知った人たちには
『マテリアル・パズル』シリーズこそ、この人の真髄だと言いたいです…。)
だから、新しい顧問の先生があのヒトにしか見えません。
というか絶対わざとですよね?
『マテリアル・パズル ゼロクロイツ』にも描けないし、
実際にまた本人が出るのは年単位で先のことだろうし…。

ELENA 2009-11-30

コメディメインのA 剣道メインのB
イントロ:
ひょんな事から入学したての飛鈴中剣道部の部内対抗戦に駆り出された「小学生のケンちゃんにも勝てない」大城戸ユウ。
だが、大方の予想を覆し、劣勢だった角先生サイドで一番の活躍を見せるユウ。
その実力の程を知り、部に引き込もうとする先輩。
かたやユウも初めて剣道で勝利し、人に褒められたことでその楽しさを知るのだった。

さて、案の定というべきかユウ無双で幕を開けた第2巻。
自称剣道嫌いのユウですが、今回の一件で少し剣道に対する想いにも変化が生じた様子。
そして何より、強い人ウェルカムな一部の先輩が黙っておらず、当然ユウを入部させようとするのですが・・・。
この先の展開がBBAと大きく違うところ。
ユウの立ち位置・扱いもあちらでのタマちゃんとは異なり、この巻を読むことでBBBのコンセプトと構図が初めて見えてくると思います。

まず、ユウは入部しません。
今後はどうなるか分かりませんが、現時点ではそぶりもなし。
また、彼女を入部させるべく誰彼が勧誘活動に必死になって・・・という話もありません。
どうやら本作ではユウは主人公といえどさりとてメインではなく、剣道で強くなろうとする男の子達を傍観(時々関与)する役割のようです。
さらには、登場人物の中に明確に「強くなろうとする理由」を示すキャラがいるなど、目標意識がはっきりした作りになっています。

そういった関係からもコメディ色が強かったBBAよりも笑いの要素は控えめになり、その分剣道色が色濃い。
真面目というか、“ひたむき”といった感じですね。
土塚さんもカバーの折り返しにて「試合や練習をじっくり描こうと頑張っている」とコメントを残しています。

一方、顧問の件に関しては思わぬ展開が待ち受けており、早くも不穏な気配が・・・。
次回には練習試合も控えており、それと併せて顧問関連を中心に物語が進行しそうです。

尚、今回は回想シーンでBBAのキリノが登場します。
しますが、顔はのっぺらぼうです。
中学時代のキリノが見られる!と期待するとがっくりきますので、ご注意下さい。
YKS 2009-11-25

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